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38.5度
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熱があって、すごく辛いらしい。こんなにおとなしい彼を見るのは、はじめてだ。
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by mikick5 | 2009-05-06 18:42
わたしたちの、毎日使える美術品。
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工藝Foucaultについては、書きたいことがたくさんある。オーナーの高木さんご夫妻に同行し、私の好きな小代焼・井上尚之さんの器の買い出しについていったこと。我が家で毎日のように活躍する沖縄の器、やちむんに出合わせてくれたこと。その器がどこで、どうやって生み出されているのかが知りたくて、沖縄の読谷村に出向き、北窯を訪れたこと…。
 彼らにはたくさんのありがとうを伝えたいのだが、何よりも私の暮らしを変えてくれたことに感謝したい。彼らが提案する美しい器を見れば「こんな料理を盛りたい」、「この器で、友達をもてなしたい」、そんな気持ちがどんどんふくらんで料理が楽しくなり、この3年間、どんなに忙しくても台所に立つようになった。食にも興味が沸き、調味料も手作りするほどまでに(味は保証できないけれども)。テーブルを囲んで、なんちゃない日々の出来事を話すのも日課になった。
 かつて某陶器市でブランド名だけに惹かれて大量に購入してしまった器たちは、シンプルすぎて無機質な感じがして、不思議と〝うつわ様〟と呼ばなければいけないような距離感があり、どうも使う気になれなかった。そんな中Foucaultで出合う器はそれらとは違い、ワタシの荒っぽい扱いにも耐えてくれる包容力があったり、手頃な価格のものが多いため手に取りやすかったり。とても素朴で、作り手のぬくもりが伝わってくるようなモノが揃っているのだ。
 本当にいいモノとは、見てくれや機能性だけでなく、人々の暮らしを変えてくれるような力があるもののように思う。人の手仕事やデザイン云々について偉そうに語れないのは承知の上で話すとすれば、民藝とは、こんなふうに、毎日使える友達のような美術品を生み出すことではないだろうか。
 5月1日から路面店になり新たなスタートを切った工藝Foucaultの高木さんご夫妻は、これからも丁寧な手仕事を世に伝えるべく、作り手と使い手と真摯に向き合いながら、店に立つのだろう。
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by mikick5 | 2009-05-02 15:40